アニサーコンチェルト 2 ♪ ~30オンナが愛もコスプレも大切で何がわるい?!~
「むぅ…」
「セナ…
アンタなんだか、顔がコワイんですけど…」
ステージが終わって
会場の人たちが、またそれぞれの目的の場所へと
立ち上がって移動していく中で
私は、まだ立ち上がれないでいた…
「い、いいじゃん…
久しぶりにダンナの顔見れたんだし…
ね、ねぇ、ミゥ?」
「そ、そうよ、1週間ぶり…だっけ?
会えてなかったんだもんね?」
「うんうん、ダンナ元気そうだったじゃん
瀬奈さんとのボケツッコミも好調だったし…」
2人が私の気持ちを落ち着かせてくれてるのは
わかっていた
でも、嬉しい気持ちより
複雑な気持ちの方がおっきかった…
だから…
「ミゥ、シズ…
お願いがあるの…」
私は二人の顔を交互に見た