アニサーコンチェルト 2 ♪ ~30オンナが愛もコスプレも大切で何がわるい?!~
居酒屋を出て3人と別れて
さっきの彼女と潤のことを
考えながら
家に向かっていた
彼女が実家へ帰った頃と
今日見た亜季奈ちゃんの年齢を
考えれば…
誰もが口に出さないけど…
“潤の子供”かもしれない
って、思ってるはず…
潤本人に聞くのが
イチバン早いのはわかってる
わかってるけど…
わからないから、
どうしてもよくない方向へ
考えてしまう…
もうすぐ着くマンションへと
視線を下に向きながら歩いていたら
「あの…」
女のヒトが声をかけてきた
下を向いていたせいか
マンションの前に誰かが
立っているのなんて
全くわからなかった
そして…
よくよく
その人の顔を見れば…
さっきの…
幸奈…さん…だった…