アニサーコンチェルト 2 ♪ ~30オンナが愛もコスプレも大切で何がわるい?!~
ぎゅぅ…
胸の奥が少し痛んだ…
そして
一番聞きたいコトを
息を吸って
話そうとした時…
「亜季奈は…」
彼女が先に口を開いた
「彼の子…です…」
そう話した彼女の方を見つめた
彼女もまた
私に顔を向け、私の瞳をじっと見る
彼女の瞳は
勝ち誇ったような眼差しで
私を見つめる
やめて…
そんな風に見つめないでよ
今度は
心臓を掴まれたような痛みが走った