【BL】今日も恋に堕ちる
ちゅっとリップ音が鳴ったのは、榊が俺の額にキスをしたから。
「――明日も明後日も、何度忘れても神崎を好きになる。何度でも恋に堕ちるから、俺の恋人になってくれないか?」
「――うん!俺も毎日榊を好きになる。」
将吾だよ、その言葉と一緒に唇へキスが落とされた。
「あ、メモ帳貸して!」
「ん?ああ……」
受け取ったメモに修正をして、新しいメッセージ。
「これでよし!はい」
「?……ああ」
メモを見て榊は笑う。
“お前の恋人”
明日の将吾へ残す言葉。