25時のシンデレラ




だけど…だからといって別に恋人になりたいとこ思っていたわけではなかったんだ。


そりゃあ、あんな人が彼氏だったら幸せだろうけど…


相手はあの夏目部長。

絶対に手の届かない高嶺の花。


部長を好きな人はたくさんいて。

私より綺麗な人も可愛い子もたくさん彼のことが好きだから。

そんな彼にはいつもいろんな噂が付きまとっていたし、近づけるなんて考えもしなかった。


部長に似合うのは綺麗で守ってあげたくなるような人。


私なんかが彼女になりたい、なんてそんな恐れ多いこと思わなかった。


< 8 / 18 >

この作品をシェア

pagetop