悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 3~



「もっ、もうやめて、玲士っ」

「やめられないね。……往生際が悪いな。いい加減観念しなよ、お前?」


いつになく強引な玲士の態度になぜか体が熱くなる。

甘いウッドノートの香りが灯里の全身を包み込む。


玲士の指が灯里の中に忍び込み、敏感な部分を刺激していく。

獲物を追い込むような動きに、灯里は熱い息を零した。


「……あ、あぁ……っ」

「もうこんなに柔らかい。まさか他の男を咥え込んだわけじゃないよね?」

「そんなこと……っ、……ぁんっ、あるわけないでしょっ」


灯里は喘ぎながら必死に言った。

玲士が怒っているのはわかるし、無理もないと思う。

けれど……。


玲士は片方の手で灯里の顎を掴み、じっと瞳を覗き込む。

……その、怒りと情欲に満ちた瞳。

美しくも鋭い瞳から視線を逸らすことができない。



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