悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 3~
――――夜半過ぎ。
灯里は絶え間なく与えられる刺激に体を捩らせていた。
立て続けにイカされ、意識は既に飛びかけている。
玲士は透明感のある美しい瞳に情欲を滲ませ、灯里を真上から見下ろす。
「本当にお前は、おれをおかしくさせるね……」
「……っ……」
「おれの心をここまで乱すのはこの世でただ一人。お前だけだよ?」
甘く掠れた声が灯里の耳に忍び込む。
……灯里を見下ろす、凄艶な瞳。
この美しい悪魔の前では、もはや抗うことなどできはしない。
「お前がおれの運命の女だと決めたのは、天使なのか悪魔なのか……。どっちなんだろうね?」
玲士はくすくす笑いながら灯里の胸元に口づけを落とす。
その感触に灯里は背を仰け反らせた。