悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 3~
「……多分、悪魔かな。でなければ、こんなに溺れたりしない……」
「……っ……」
「そうなると、お前は悪魔の使いってことになるのかな? いや、悪魔そのもの? ……であれば、おれなんかが敵うはずがないね」
「れ……玲士……っ」
「おれを生かすも殺すもお前次第ってわけだよ。……どう? 悪魔になった気分は?」
玲士は楽しげに言う。
その間も灯里の体に埋まったものが体の中を絶え間なく刺激する。
熱に狂ったような瞳も、体の奥で感じる情熱も……。
玲士の全てが灯里の躰を溶かし、甘い蜜の中へと引きずり込む。
底なし沼のような快楽から逃げようと、灯里は本能的に上にずり上がろうとした。
しかしそんな灯里の腰を玲士が掴んで引きずり寄せる。
「……なに? まだ動けるの、お前?」
「……」
「思ったより体力あるね、お前。……まぁどれだけあっても、根こそぎ奪ってやるから。ここから出ようなんて思わない方がいいよ?」