悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 3~
言葉とともに動きが激しさを増す。
足の間で生まれる快楽が灯里を次第に追い上げていく。
灯里は耐えられなくなり、ふるふると首を振った。
「……も……もう、やめて……っ」
「ダメだよ。お前はおれの言うことを全然聞かない。なのに自分だけ聞いてもらおうなんて、ズルいと思わない?」
玲士はうっすらと笑って言う。
怒りを帯びた、けれどどこか切なげなその瞳に胸がズキッと痛む。
「いくら注意しろって言っても、気を付けろって言っても、お前は聞かない。……なら、おれはおれで好きなようにやらせてもらう。もうそれしかないでしょ?」
言葉と共に灯里の体がゆっくりと揺らされる。
……じわじわと広がる快感。
けれど熱が高まると、動きは緩やかになる。
……イキたいのに、イケない。
あまりの辛さに目に涙が滲む。
灯里はその地獄のようなもどかしさに思わず悲鳴を上げた。