悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 3~
まさか日本からこんな破壊兵器を持って来ているとは思わなかった。
やはり灯里はたまに玲士の想像もしないことをやってのける。
それにしても……。
――――だめだ、可愛すぎる。
玲士は胸に高ぶったものを必死に押し殺し、目をそらした。
そんな玲士に灯里はきょとんとした目を向ける。
「何って。水着だけど?」
あっけらかんと灯里は言う。
――――いや、違う。それは下着だ。
玲士は目をそらしたまま必死に口を開いた。
「お前、それ着てどこに行くつもりなの?」
「どこって。海以外になくない?」
灯里は首を傾げて言う。