悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 3~



囁かれた内容に灯里は仰天し思わず叫んだ。

叫ぶと同時に、灯里の顔が一瞬で赤く染まる。


まさか、そんな儀式が世の中にあるなんて……。

灯里には想像もつかない世界だ。


トマトのようになった灯里を抱き込み、玲士は続ける。


「もちろん、……は……だよ? で、その後に……を……する」

「は、はあっ!?」


灯里は絶句した。

玲士が言っている内容は灯里の想像を遥かに超えるものだった。

初詣に行くのにそこまでしなければならないのだろうか?


玲士は灯里の頬に軽いキスを落とし、さらに続ける。


「その後3回、……を……して、……を2回する。そこで半分かな」

「そこで半分っ!?」


灯里はひぃぃぃと仰け反った。

――――あまりにハードすぎる。



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