悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 3~
――――甘く湿った夜闇の中。
灯里は体中に与えられる刺激に身を捩らせていた。
もう、自分がどうなっているのかわからない……。
何度か絶頂を迎えた後、知らないうちに薄手のタオルで目隠しをされ、今はただ身を襲う快楽に啼き叫んでいる。
『これも儀式の一種だよ。ほら昔から、神様を直に見ると目が潰れるって言うでしょ?』
玲士の掠れた声が視界を閉ざされた灯里の耳に忍び込む。
……腰に響く、その甘い声……。
全身を包み込む、甘いウッドノートの香り。
視界が遮られているせいか与えられる快楽に体が敏感になり、ただの愛撫でも腰が揺れてしまう。
「……あ……はっ、ぁあああっ……」
「いつもより濡れてるね。気持ちいいの、灯里?」
玲士の指が足の間の秘裂をそっと撫でる。
背を仰け反らせる灯里の胸元に口づけを落とし、玲士は熱に掠れた声で言う。