悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 3~
「……本当に、お前は無防備だよね。疑うってことを知らない。だから心配になる。ずっとおれの傍に置いておきたくなる」
「……、玲士……」
「もう、お前はおれのものなのに……。いつお前が誰かに騙されて、おれの前から消えてしまうんじゃないかって、不安になるよ……」
切なげな囁きが灯里の心を震わせる。
灯里は喘ぎながら、必死で首を振った。
「そんなこと……っ。あたしは騙されなんか……」
「悪いけど。お前、全然説得力ないからね?」
灯里の頭のすぐ傍で玲士がくすりと笑う気配がする。
囁きとともに、指とは違う熱いものが灯里の体に分け入ってくる。
……もう体で覚え込んでしまった、その感触。
けれど視界が閉ざされているせいか、つい体が強張ってしまう。
「怖がらないで。……体、おれに全部預けて?」
「……あぁ、あ……っ」
「本当に綺麗になったね、お前。このままずっとこうしていたくなる。何もかも忘れて、お前と二人きりで、ね……」