悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 3~
蜜のように甘い声。
深く貫かれたまま、かき回すように腰を動かされ、敏感な部分を何度も擦り上げられる。
――――死にそうな気持ちよさ。
もう声すら出ず、ただ快楽に身悶える灯里の腰に一際強く突き入れられる。
一番奥深くで繋がろうとするかのような、その激しさ。
この行為が孕ませるためのものだということを否応なしに実感させられる。
灯里の腰が本能的に揺れ、繋がっている部分にとめどなく蜜が溢れてくる。
頭も、体も……全てが、溶けていく……。
やがて目元を覆っていたタオルが外され、灯里はゆっくりと目を開けた。
――――至近距離に映る、玲士の綺麗な黒い瞳。
「……お前が好きだよ」
汗で湿った髪を優しく梳かれる。
――――灯里の体を支配する、美しい悪魔。
恐ろしいほどの蠱惑に満ちた、瞳……。
その瞳を見ているだけで何も考えることができなくなる……。
灯里は白く朦朧とした意識のまま、玲士の腕に身を委ねた。