悪魔のようなアナタ ~with.Reiji 3~
玲士の頭の中で様々な想像が嵐のように渦巻く。
そのどれもが玲士にはとても耐えられないものばかりだ。
玲士はカッと目を見開き、叫ぶように言った。
「……お前、どこにいるの!? 迎えに行くからっ」
『え? 大丈夫だよ、べつに……』
「何が大丈夫なの!? お前、誰かに騙されてるんじゃないの!?」
『……へ?』
電話の向こうから灯里の間の抜けた声がする。
玲士は左手で頭を掻きむしり、口を開こうとした。
……が。
『……あれ? 暗くなっちゃった』
「……?」
『なんだろ、これ。……って、エイリアン!? しかもこっちに来るっ!!?』