恋日記
なんとか入学式という壁?を越えた。残るは………。各クラスで行なわれるオリエンテーション??っとでも言うかな。自己紹介など、入学初日だ。当たり前のコトが待っている。周りを行く子はみな、初めての顔ばかり。私の不安は最高潮。普段の明るい私はいなかった。一言も発しないまま教室へ足を踏み入れた。小学校と変わらない中学校の教室。でも、その空気は重く、溢れるのは緊張とこれからうまく生活出来るのか。不安ばかりだった。「金城愛海…さん。自己紹介どうぞ。」まさかな………。こんなに早くも自分の番がくるとは……。私の頭の中は真っ白。自己紹介なんてしてるどころではなかった。「かっ…金城愛海です。1年間、よろしくお願いします。」ありきたりな紹介内容。ほんの僅かな紹介だった。紹介が進むにつれ、緊張は解れていった。気付いた頃には女子の自己紹介は終わっていて、男子の自己紹介に入っていた。しかも、後半。緊張と不安にかられていた私には、耳に入るハズがなかった。私たち生徒の自己紹介が終わり、担任の先生が明日から始まる授業から給食から……。大まかではあったが色々と説明をしてくれた。「―それでは、明日遅刻しないように。初日から遅刻しないように。」
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