年下男子注意報!!3
ガチャッ
「日向。」
「っ。」
リビングの扉が開いてそこから可愛い女の人が入ってくる。
その容姿に私は驚いた。
似てる。
日向にそっくりだ。
言われなくてもわかる。
あの女の人はきっと日向のお母さんだ。
「....、何でここにいるんだよ。」
日向は驚いた様子で日向のお母さんのことを見てる。
.....機嫌悪い?
いつもの可愛い喋り方じゃない日向。
すっごい怒ってるときしか聞いたことない気がする。
「迎えに来たよ。」
日向のお母さんの声がこのリビングに響き渡る。
迎えに来た?
「日向、一緒に海外へ行こう。」
日向とよく似た顔でそう告げた日向のお母さん。
それはお別れの予兆。