年下男子注意報!!3
なんて考えてたらあっと言う間にお家に到着。
「ただいまぁ。」
「ただいまぁ♪」
ガチャッ
リビングの扉を開けるとそこにいたのは.....
「おかえり。日向、若菜ちゃん。」
ソファーには日向のお母さんが座っていた。
なんで今日もいるんだろう。
日向のお母さんの横には大きなカバンがある。
「日向、行こっか。」
日向のお母さんは日向とよく似た顔でにっこり微笑む。
行こっかってまさか....!!?
「もう、家を出ちゃうんですか!!?」
気がつけば日向のお母さんに叫んでいた私。
ちょっと待ってよ!!
海外に行くのは来週じゃないの!!?
「ええ。出るなら早めがいいからねぇ。」
「っ。」
そんな!!
日向の方を見ると、
「これ、僕の荷物?」
なんて言って大きなカバンを触っていた。
日向は私と離ればなれになってもいいの?