年下男子注意報!!3
私たちは迷子であろう女の子に近づく。
そして.....
「ねぇ、お父さんとおか....」
「可愛い!!」
ギュッ
.....むむ?
私は女の子にしゃがんで話かけた。
かけたはずなのに。
「お兄ちゃん可愛い〜!!」
女の子は私を軽く無視して日向に飛び付いていた。
おいおい。
無視されちゃったよ。
「.....。」
日向の嫌そーな顔。
ヤバい!!
日向の機嫌がMaxにヤバい!!
「日向!!笑って!!」
「.....僕子ども嫌いなんだよね。」
にこりとも笑わず抱きつく女の子を睨む日向。
ヤバい!!
まさかの魔王降臨しかけてる!!
「若菜が僕のお願い聞いてくれるなら笑うよ?」
「.....っ。」
悪魔の如く微笑む日向。
コイツ!!
「そんな顔しても無駄♪」
睨む私にご機嫌Maxの笑みを向ける日向。
日向はもう確信してる。
私の答えを。
「わかったから!!わかったから、笑って!!」
「は〜い♪」
あぁ、この子は天使の顔したとんでもない腹黒悪魔です。