黒の森と、赤の……。/ ■恋愛シミュレーションゲーム□
◆さらに肉欲的に素直になろうと、裕也の制服を剥がしにかかった。


俺は裕也の胸に顔をうずめたまま、制服の胸元の隙間に、光の速さで右手を突っ込んだ。


「えっ!!?」


瞬間、裕也の口から、『な、何するの七夜くんっ!?』とでも言わんばかりの短い悲鳴が漏れる。

すぐ真上にある裕也の顔を、上目遣いで覗いてみれば、混乱と驚きと焦りを足して3で割って、そのうえさらに涙目までトッピングしたような状態だ。


…ぐえへへへ!

いやがるかわいい子に無理やり強制猥褻するのは、


   最    っ    高    の、


気分だぜいっ!(//`ω//)b
 
               byみつを。



大興奮してきた俺は、またもや有り得ないくらいの超スピードで、もう片方の左手までもを裕也の制服の中に滑りこませた。

そこでようやく、判断力を取り戻した様子の裕也。

裕也は慌てて俺の顔から手を放し、急いで自分の胸元にある、俺の両手をつかもうとした。


……が

時、既に遅し……!(キリッ)


俺は制服の内側に指をかけ、ふだんお仏壇を開く時の三倍のスピードで、一気に両手を開いた!



プチプチプチンッ☆



…と同時に、糸がはじけたような軽い破裂音がして、金色のボタンが5つ、キラキラとバス内の空間に舞う。



「「「ッ!!?」」」



…この光景には全員絶句w

はじけ飛んだボタンのうちのひとつが弧を描いて、『コン☆』…と司の頭に落下したようだったが、そんなことは気にしないんだぜ…!(`・ω・´)


ちなみにチラッと横目で司きゅん見たんだが、鳩が豆鉄砲くらったみたいな顔しとりましたww
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