黒の森と、赤の……。/ ■恋愛シミュレーションゲーム□
◆右手による攻撃だと予測した。
根拠なら、もちろんある。
1.まず第一に、良雄が踏み込んだ歩幅。
大きく一歩踏み込んだということは、それは、蹴りの間合いより内側に入りすぎていると感じたからだ。
膝で相手を蹴るならともかく、こんな至近距離から蹴りを放つのは難しいと判断した。
(膝蹴りなら、この距離で予備動作に入るのは早すぎると暫定し、この可能性も除外)
それらの条件により、蹴りによる攻撃の可能性は低いと推測。
2.そして第二に、右肘に予備動作が加わり、かつ左足を踏み込んだこと。
これは、歩く動作と同じ理屈理由、原理で、左足で大きく踏み込みながら、左手による攻撃は行いにくいだろうと考えた。
(その可能性もないことはないが、その場合下げている左手に、なんらかの予備動作が必要だと思われた)
それに加え、瞬発的にその部位に反動をつけるような、微かな右肘の引き…。
…それはおそらく、その部位を使用した、攻撃の前触れであると推測。
上記、1.、2.により、良雄の初撃は右手による攻撃であると推定。
以上、証明終わり。
(かなり荒い推測の連続に、知識不足や経験不足による推測ミスが含まれているかもしれないが、今、この瞬間だけは、この推定 を頼るしかない)
……つまり、一瞬後には、右手による攻撃がくる可能性がかなり高い。
だとすれば、その攻撃に対して、とるべき対処は……!
【選択】
A:サイドステップで、攻撃部位の右手外側である左方向に避け、良雄が空振りしたところにカウンターを叩き込もうと考えた。
→【次のページへ】
B:バックステップをして、ここは一旦回避行動に全力を注ぎ、良雄と距離を置きつつ態勢を整えようと考えた。
→【225】
根拠なら、もちろんある。
1.まず第一に、良雄が踏み込んだ歩幅。
大きく一歩踏み込んだということは、それは、蹴りの間合いより内側に入りすぎていると感じたからだ。
膝で相手を蹴るならともかく、こんな至近距離から蹴りを放つのは難しいと判断した。
(膝蹴りなら、この距離で予備動作に入るのは早すぎると暫定し、この可能性も除外)
それらの条件により、蹴りによる攻撃の可能性は低いと推測。
2.そして第二に、右肘に予備動作が加わり、かつ左足を踏み込んだこと。
これは、歩く動作と同じ理屈理由、原理で、左足で大きく踏み込みながら、左手による攻撃は行いにくいだろうと考えた。
(その可能性もないことはないが、その場合下げている左手に、なんらかの予備動作が必要だと思われた)
それに加え、瞬発的にその部位に反動をつけるような、微かな右肘の引き…。
…それはおそらく、その部位を使用した、攻撃の前触れであると推測。
上記、1.、2.により、良雄の初撃は右手による攻撃であると推定。
以上、証明終わり。
(かなり荒い推測の連続に、知識不足や経験不足による推測ミスが含まれているかもしれないが、今、この瞬間だけは、この推定 を頼るしかない)
……つまり、一瞬後には、右手による攻撃がくる可能性がかなり高い。
だとすれば、その攻撃に対して、とるべき対処は……!
【選択】
A:サイドステップで、攻撃部位の右手外側である左方向に避け、良雄が空振りしたところにカウンターを叩き込もうと考えた。
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B:バックステップをして、ここは一旦回避行動に全力を注ぎ、良雄と距離を置きつつ態勢を整えようと考えた。
→【225】