SAKURA組曲
「待って!!・・・って、まぶし-」
目を開けて飛び込んできたのは、見慣れた自分の部屋の天井と、強烈な陽の光だった。
「あら。夢の中の王子様と、良いトコロだったかしら?
それはお母さん、悪いコトしちゃったわねぇ」
たぃして悪びれた風もなく、私を闇の世界から引きずり出した犯人が言う。
眠たいまぶたを擦りながら、むくっと上半身を起こすと、母が窓にあるカ-テンを束ねているところだった。
レースのエフ°ロンという、メルヘンな標準装備が似合うのも、私の母くらいなものだろう。
私は目覚まし代わりの携帯電話を探しながら、大きなあくびをする。
「何でお母さんが部屋にいるの?テストが近いから、今日から朝練無いよって、昨日言ったじゃん」
「そうなんだけどねぇ。さすがにお母さん、この時間だと遅刻すると思うの」
目を開けて飛び込んできたのは、見慣れた自分の部屋の天井と、強烈な陽の光だった。
「あら。夢の中の王子様と、良いトコロだったかしら?
それはお母さん、悪いコトしちゃったわねぇ」
たぃして悪びれた風もなく、私を闇の世界から引きずり出した犯人が言う。
眠たいまぶたを擦りながら、むくっと上半身を起こすと、母が窓にあるカ-テンを束ねているところだった。
レースのエフ°ロンという、メルヘンな標準装備が似合うのも、私の母くらいなものだろう。
私は目覚まし代わりの携帯電話を探しながら、大きなあくびをする。
「何でお母さんが部屋にいるの?テストが近いから、今日から朝練無いよって、昨日言ったじゃん」
「そうなんだけどねぇ。さすがにお母さん、この時間だと遅刻すると思うの」