お嬢様=私 やんきー=アナタ?!!!!
「しかも雛子様は――」
〈ぷるるるるぷるるるる〉
私のケータイだ。
【櫻井】
電話するの忘れてた。
「はい。雛子です。」
『雛子様、櫻井です。そろそろお茶会がお開きになる頃かと思いまして…』
「ええ。終わったわ。お母様は?」
『はい。弘子様はお熱は下がりまして、今は大変元気でございます。雛子様、迎えに参りましょうか?』
「いいえ。もう近くだから歩いて帰るわ。」
『そうですか。申し訳ありません。では暗い道を通らぬようにおきおつけ下さい。』
「ええ。じゃあね。」
「今からかえんの???」
「…そうですけど。では夜遅いのでさようなら。」
「送ってくよ。」
「え?」