お嬢様=私 やんきー=アナタ?!!!!
「穂坂雛子。あの~隣なんだけど~」
私は机を出来るだけ離し、逃げていた。
怖いし。
奇襲されるし。
「なぁ穂坂。俺、お前んちの執事したいんだけど。」
脅されるし…
奇襲…
「ひつじ?別荘にいるわよ。その前に毛皮を着なさいよ!そんなに細身じゃダメよ。」
「…執事。なんだけど」
「…執事!???」
ガタタンッ
「ほぉーさぁーかぁー?」
沙汰先生(担任)がにらんでいる。
「すいません~」
私はおずおずしながら席に座った。
(木戸祐司…て言うかね!執事なんて簡単じゃないのよ!確かに時給はいいかもしれないけれど、)
(それだよっ!!俺は、お前の家で執事のバイトをしたいんだよ!)
か、金目当てか。