実鳥森の少年の初恋
「うちは、商店街にあるから、商店街以外がいいかな。
そうだ、あの大きな森は、どうなっているの?
花とか咲いているのかな?」

「花が好きなんだね。花屋さんだものね」
言いながら、マイが実鳥森に興味をもってくれたことが
なぜか自分のことみたいに嬉しいジンです。

「じゃあ、森のそばの川岸に行こうか。
コスモスが今、満開なんだよ。僕も花が好きなんだ」
照れながら言うジンです。

「コスモスの花、見たいわ」
喜ぶマイです。

「じゃあ、森に行ってみようか」
心がどきどきしながらも
コスモスの花びらのこと聞いてみようと
ジンは考えていました。

ふたりでいっしょに、森に向かいます。

・・・

・・・

ジンが先に進んで道案内をしています。
商店街の横を通過して神社の前を通って
すすみます。

・・・

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