実鳥森の少年の初恋
しかしマイには、今の言葉は聞こえていないようです。

「ジンは、魔法をかけてもらったのね。
すごいわ。ペリドは魔法が使えるのね?」
目をキラキラさせてペリドを見ています。

(あぁ、少しなら使えるよ。秘密だよ)
ペリドは、まんざらでもなさそうな様子です。

「うん、秘密、守るよ」
マイは、ワクワクしている様子です。

「じ、じゃあ、森に行ってみようか。
ペリド、案内よろしく」

(了解だ。こっちだよ)
案内するようにペリドは、森の中へ飛んで行きます。

ふたりは、ゆっくりと森の中に入っていきます。
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