実鳥森の少年の初恋
すっかり仲良くなったふたりは
いっしょにマイの家がある商店街へ戻ります。
お店の前で、お客さんの応対に忙しい
マイのお母さんにぺこりと挨拶をします。
マイに良く似ているお母さんが笑顔で答えます。
「ジン、ありがとう。また明日!」
マイが元気に手をふります。
「うん、また明日」
ジンも大きく手をふり返します。
もっと遊びたい気持ちがありますが
家に帰るジンです。
お母さんは、まだだな。そう思いながら
自分の部屋に戻ったジンです。
机について宿題を前にしても、
なかなか集中できずに、ぼんやりと
楽しかった森のことやマイのことばかり
考えていました。
楽しかったな。マイは可愛いな。
明日も遊べるかな?
こんどは、川のほうへ案内しようかな。
明日のことを考えて嬉しくなっていると
窓のほうで音がします。
何だろうと近づくと
薄い緑色の森の精人界の小鳥のペリドが窓の外にいます。
窓をあけてあげると・・・
(ジン、ありがとう)
「うん、今日はありがとう。すごく楽しかった」
飛びながらペリドは、机の片隅においてある
大きな緑色の手袋の上に降り立ちます。
(マイは、いい子だな。ジンが好きになるのも、わかるぞ)
「え、僕、好きだなんて言ったかな?」
あわてるジンです。
(言わなくても、わかるさ。態度を見ていれば)
笑うペリドです。
いっしょにマイの家がある商店街へ戻ります。
お店の前で、お客さんの応対に忙しい
マイのお母さんにぺこりと挨拶をします。
マイに良く似ているお母さんが笑顔で答えます。
「ジン、ありがとう。また明日!」
マイが元気に手をふります。
「うん、また明日」
ジンも大きく手をふり返します。
もっと遊びたい気持ちがありますが
家に帰るジンです。
お母さんは、まだだな。そう思いながら
自分の部屋に戻ったジンです。
机について宿題を前にしても、
なかなか集中できずに、ぼんやりと
楽しかった森のことやマイのことばかり
考えていました。
楽しかったな。マイは可愛いな。
明日も遊べるかな?
こんどは、川のほうへ案内しようかな。
明日のことを考えて嬉しくなっていると
窓のほうで音がします。
何だろうと近づくと
薄い緑色の森の精人界の小鳥のペリドが窓の外にいます。
窓をあけてあげると・・・
(ジン、ありがとう)
「うん、今日はありがとう。すごく楽しかった」
飛びながらペリドは、机の片隅においてある
大きな緑色の手袋の上に降り立ちます。
(マイは、いい子だな。ジンが好きになるのも、わかるぞ)
「え、僕、好きだなんて言ったかな?」
あわてるジンです。
(言わなくても、わかるさ。態度を見ていれば)
笑うペリドです。