実鳥森の少年の初恋
そこへクラスメイトのアカリが通りかかります。
「あ、マイちゃんに、ジン、今帰っているの?」
「あぁ」
「アカリちゃんも、今から帰るの?」
マイが聞いています。
「うん、図書館に寄るけどね。そうだ
マイちゃんもいっしょに行ってみる?図書館」
「ちょうど、ジンが図書館へ案内してくれるって
いってて向かおうと思っていたのよ」
「あ、そうなんだ。ジンも図書館?
珍しいね。じゃあ、いっしょに行こう」
アカリは、ふたりの様子に気づかず
元気に言います。
「そ、そうだね。じゃあ、行こうか」
ジンは、アカリに自分の気持ちを気づかれないようにと
明るく言いながら、ふたりを見ると
すでにふたりは、おしゃべりしながら
歩き始めています。
あわてて横に並ぶジンです。
3人で歩いているとクラスメイトの
マコトが近づきます。アカリと近所なのです。
「おい、アカリ、どこへ行っているんだ?」
「図書館だよ。行く?」
「そうだな。行くかな。ひまだし」
4人になって歩き出します。
ジンは、3人の後ろからとぼとぼと
歩いています。
マイが、時々心配げに振り向きますから
そのたびに、ジンは、心配かけまいと
にっこり笑うのです。
「あ、マイちゃんに、ジン、今帰っているの?」
「あぁ」
「アカリちゃんも、今から帰るの?」
マイが聞いています。
「うん、図書館に寄るけどね。そうだ
マイちゃんもいっしょに行ってみる?図書館」
「ちょうど、ジンが図書館へ案内してくれるって
いってて向かおうと思っていたのよ」
「あ、そうなんだ。ジンも図書館?
珍しいね。じゃあ、いっしょに行こう」
アカリは、ふたりの様子に気づかず
元気に言います。
「そ、そうだね。じゃあ、行こうか」
ジンは、アカリに自分の気持ちを気づかれないようにと
明るく言いながら、ふたりを見ると
すでにふたりは、おしゃべりしながら
歩き始めています。
あわてて横に並ぶジンです。
3人で歩いているとクラスメイトの
マコトが近づきます。アカリと近所なのです。
「おい、アカリ、どこへ行っているんだ?」
「図書館だよ。行く?」
「そうだな。行くかな。ひまだし」
4人になって歩き出します。
ジンは、3人の後ろからとぼとぼと
歩いています。
マイが、時々心配げに振り向きますから
そのたびに、ジンは、心配かけまいと
にっこり笑うのです。