実鳥森の少年の初恋
のジンとアカリが
返却箱に、入れたあと、
子供図書室へと向かいます。

ジンは自然や動物の本が好きでした。
マイにも見せたかったのですが
振り向くとアカリとマコトといっしょに
推理小説のほうで本を選んでいる様子です。

仕方がないので、ジンは一人で
動物図鑑を眺めていました。
いろんな動物の写真を見ながら
ペリドに似た鳥を見つけようとしますが
やはり人間界にはいない種類みたいだと
周りのことを忘れて熱中するジンです。

・・・・


・・・・


・・・・


・・・・

いつのまにか、後ろにマイがきていて
覗いているのにも気づかないほど夢中になっています。

「ジン、面白そうね」

マイの声がして、一瞬、自分がどこにいるのか
分からなかったジンです。
振り返ってマイの姿を見て驚いています。

急に現実にもどるジンです。

周りを見渡すと、アカリとマコトの姿がありません。
< 39 / 71 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop