実鳥森の少年の初恋

瞳とコスモス

仲良く、商店街の中を通って
お花屋さんの前に到着です。

「じゃあ、いってきます」
外に出てきたお母さんに言いながら
マイが、もどってきます。

「ジン君、マイと仲良くしてくれてありがとう」
マイのお母さんが声をかけます。

「いえ、僕こそ、ありがとうございます」
照れながら、ほんのり顔を赤らめて言うジンです。
キラリと光る瞳が濃いグリーンに見えます。

それを見ながら、マイは、あれ?緑っと
思って眺めていました。

そんなことに気づかず、ジンはドキドキしながら
「じゃあ、行こうか?」

「ええ、そうね」

ふたり仲良く並んで、ジンの家へ向かいます。

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