実鳥森の少年の初恋
「不思議だな」

「母さんがウソをつくはずないし・・」

「そうね。ねぇ、ペリドが魔法をかけてくれたのかもよ?」

「え?でも、まだ、ペリドがくる前だよ・・
いや、ペリドが怪我していたのを見つけた日だね。
うん。関係あるのかもしれない。ペリドに聞いてみようか」

「僕の部屋にもどっているかもしれないから
見てくるよ」
ジンが立ち上がって、2階に向かいながら
振り返ります。

そのとき、夕日が窓から入り込んできて
ジンの瞳が深いグリーンに見えました。
それを見たマイは、どきどきしました。

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