実鳥森の少年の初恋
2階のジンの部屋に着いたふたりは
窓をこつこつたたいているペリドの姿を
見つけました。
急いであけると
(いや~良かったよ。まだ帰っていないのかと
思っていたよ。おや、マイちゃんも、こんにちは)
ペリドが、ジンの後ろから顔を出すマイに気づきます。
ジンは思い出して、自分の緑石のペンダントを
マイに貸します。
それを首からさげたマイはペリドを見ながら言いました。
「ペリド、こんにちは。また会えてうれしい」
(俺も、うれしいさ。しばらくジンのところで
世話になっているんだ。人間界を楽しんでから
帰ろうと思ってるんだ)
ペリドは、うれしそうです。
「ペリド、ここにきたときにコスモスの色を変えたかい?」
ジンがいきなり質問します。
(コスモスってなんのことだ?色って?)
首をかしげながらペリドが言います。
「ペリドじゃないのね。じゃあ、やっぱり
私が見てないだけで、母さんが仕入れた花の中に
あったのかもしれないわ」
マイが言います。
(花なのか?そのコスモスって?)
「そうか、名前が違うかもしれないよね。
花を持ってくるよ」
ジンは言うと階段を駆け下りていきます。
窓をこつこつたたいているペリドの姿を
見つけました。
急いであけると
(いや~良かったよ。まだ帰っていないのかと
思っていたよ。おや、マイちゃんも、こんにちは)
ペリドが、ジンの後ろから顔を出すマイに気づきます。
ジンは思い出して、自分の緑石のペンダントを
マイに貸します。
それを首からさげたマイはペリドを見ながら言いました。
「ペリド、こんにちは。また会えてうれしい」
(俺も、うれしいさ。しばらくジンのところで
世話になっているんだ。人間界を楽しんでから
帰ろうと思ってるんだ)
ペリドは、うれしそうです。
「ペリド、ここにきたときにコスモスの色を変えたかい?」
ジンがいきなり質問します。
(コスモスってなんのことだ?色って?)
首をかしげながらペリドが言います。
「ペリドじゃないのね。じゃあ、やっぱり
私が見てないだけで、母さんが仕入れた花の中に
あったのかもしれないわ」
マイが言います。
(花なのか?そのコスモスって?)
「そうか、名前が違うかもしれないよね。
花を持ってくるよ」
ジンは言うと階段を駆け下りていきます。