実鳥森の少年の初恋
「マイ、久しぶり。どうしたの?」
「うん、みゆちゃんが、ジンの教室も
見てみたいって言うの」
「あ、君は、きのうの」
「ジン、きのうはありがとう。
楽しかった」
みゆが言います。
「え?何が?」
「あの、いっしょに帰ったって聞いたけれど・・」
マイが複雑な表情で言います
「あ、そうだった。方角が同じだったんだよね」
ジンが、言い訳みたいに首をかしげながら
言いました。
「そうなの。私とジンは、帰る方角が同じだから
毎日いっしょに帰ろうと思って
それで、お願いにきたの」
積極的なみゆの言葉に、びっくりの
ジンとマイです。
「え、あの、毎日って・・」
「マイもいっしょに途中まで帰ろうよ。
トオルも、いっしょに4人で」
「トオルって?」
「同じクラスの男子で、マイと
仲良くなりたがっている子だよ」
「そんなことないって・・」
真っ赤になって否定するマイです。
聞きながら、なぜかイライラしてくるジンです。
「僕は、ひとりで帰りたいから」
そういうと教室に戻っていきます。
「え~~ジン、冷たいな。もう~~」
みゆが怒っています。
マイは、ショックでうなだれています。
あんなジンは、初めてだ。
う、誤解されたかな。
前みたいに、ふたりで帰りたいのに。
困ったな。
そう思っていると・・・
「仕方ないから、ジンの後ろから
ついて帰ろうか?」
みゆは、めげていない様子です。
「え?それは、嫌われちゃうよ」
「そうかな。でも、変だよね。
きのうは、いっしょに帰っていいって
言ってくれたのに」
首をかしげる、みゆです。
・・・
「うん、みゆちゃんが、ジンの教室も
見てみたいって言うの」
「あ、君は、きのうの」
「ジン、きのうはありがとう。
楽しかった」
みゆが言います。
「え?何が?」
「あの、いっしょに帰ったって聞いたけれど・・」
マイが複雑な表情で言います
「あ、そうだった。方角が同じだったんだよね」
ジンが、言い訳みたいに首をかしげながら
言いました。
「そうなの。私とジンは、帰る方角が同じだから
毎日いっしょに帰ろうと思って
それで、お願いにきたの」
積極的なみゆの言葉に、びっくりの
ジンとマイです。
「え、あの、毎日って・・」
「マイもいっしょに途中まで帰ろうよ。
トオルも、いっしょに4人で」
「トオルって?」
「同じクラスの男子で、マイと
仲良くなりたがっている子だよ」
「そんなことないって・・」
真っ赤になって否定するマイです。
聞きながら、なぜかイライラしてくるジンです。
「僕は、ひとりで帰りたいから」
そういうと教室に戻っていきます。
「え~~ジン、冷たいな。もう~~」
みゆが怒っています。
マイは、ショックでうなだれています。
あんなジンは、初めてだ。
う、誤解されたかな。
前みたいに、ふたりで帰りたいのに。
困ったな。
そう思っていると・・・
「仕方ないから、ジンの後ろから
ついて帰ろうか?」
みゆは、めげていない様子です。
「え?それは、嫌われちゃうよ」
「そうかな。でも、変だよね。
きのうは、いっしょに帰っていいって
言ってくれたのに」
首をかしげる、みゆです。
・・・