実鳥森の少年の初恋
放課後になりました。

みゆは、ジンのクラスが終わるのを
待つと言いましたが、
気持ちが沈んだままのマイは
先に帰ることにしました。

トオルの声にも無反応で
そのまま、ひとりで帰っています。

呆然と見送るトオルです。

俺、嫌われてるのかな?
元気がなくなるトオルです。

一方、マイは、頭の中はジンでいっぱいです。

ジン、怒っているのかな?
あやまりに行こうかな。
久しぶりに会ったのにな。

あ~あ、でも、みゆちゃんも
ジンのこと好きみたいだし。

困っちゃたな。

正直に好きって言えば良かったのかも・・
悶々とするマイです。

一方、ジンは、教室から出ようとすると
みゆがいました。
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