続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「どうして全部自分の責任にするの?
どうして私を止めてくれなかったの?
止めてくれたら、私は...!」


もしかしたら、俺は。

ユナのことは何でも知っているつもりだったけど、大切なことは何も見えてなんてなかったのかもしれない。


メイリンにも同じようなことを言われたことがあった。

全部自分の責任にするな、と。


大切に守っているつもりだったけど、ちっとも守れてなんていなかったんだな。

ただ、傷つけていただけで。

恋人のユナも、妹のような存在であるメイリンのことも。


「ごめん...。俺が間違ってた...。」


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