続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「兄さんに会いにきたんじゃないよね?」


「まさか。ほとんど関わりないんだよ?
挨拶くらいしかしたことない。」


兄さんに会いにきてたなら、少し...かなり嫌だと思ってたから、そうじゃなくて良かった。


「それならいいの。
ライバルは少ない方がいいもん。」


何言ってるんだ、こいつは、とでも言いたげな顔をしてる兄さん。

もう遠慮なんてしないことにした。

これでも気を使ってたのに、兄さんのせいだよ。

メンバーだからいけない?
そんなの誰が決めたの。

今はただの妹でも、これから先は変わるかもしれない。












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