続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
どれだけ考えたって答えは1つしかないのに、その答えを選ぶ勇気がないだけ。

ごめんね、ソンミナ。

やっぱり私はダメみたい。

こんな簡単な質問にさえ答えることができないの。








「メンバーの中でもし付き合うとしたら、付き合いたい人を1人だけ選んでください。」


男女混合のグループということもあって、この手の質問は少なくないし、すぐに答えられるようにいつも準備しているけど、今日に限っては私に振らないでほしいと祈っていたのに。

こんなときに限って、話を振られるから嫌になるな。

何も悪くない雑誌のインタビュアーを恨んでしまう。

数日前にソンミンや姉さんのことがあったばかりの絶妙なタイミングでの質問。

インタビューで本当のことを言えるわけないけど、プライベートで聞かれたとしたって答えることができない。





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