続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「シューイン兄はこれから仕事?」


「俺は、アレックスとデートだ。」


「うん...そっか。がんばってください。」


まじめな顔で冗談を言う兄さんを見送ってから、ソンミンと二人きりになった。


「シューイン兄も大変だね。
グループの活動も抜ける時多いし、最近は本当に忙しそう。

...ソンミン聞いてる?ソンミナ?ミンー」


あれ?無視?
さっきまでは普通だったのに、今は目も合わそうとしない。


「ソンミナ、知ってる?
ヨンウン兄、この前服に値札つけたまま街を歩いてたらしいよ。
通行人にジロジロ見られててサインでも欲しいのかと思ってたら、後で考えたら値札がついてたからだったって。」


「そんなのいつものことでしょ。」


ソンミンの興味がありそうな話題をふってみたのに、反応が冷たい。

そしてヨンウン兄に対して、さりげなくひどい。



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