続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
しかし、俺にかけられた言葉は予想外の。



外さなかったらね、と少し照れたように言われた言葉だった。




えええぇぇ!?今の聞き間違いじゃないよね!?

自分の妄想なのか、現実なのかも分からなくなり何度も聞き直していたら、しつこい!と怒られたので、仕方なく家に帰った。





次の日寝坊した俺は、ランニング中ずっとシューイン兄の説教を聞くはめになったけど、今の俺にはそれすらも心地よい音楽に聞こえたのだった。

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