続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「俺と、メイリン。
クリスマスパーティーなんて最初からやる気なかったみたいだよ。
ソンミンもヒデも変な気回して...。
ヒデも落ち込んでるのもあるだろうけど、俺たちに気をつかって部屋から出てこないんじゃない。

ここまでされたら出かけるしかないよ。」


デートする約束だったし?と、財布と車のカギだけ持って、兄さんは私の腕を引いた。


「え...ちょっと待って!
どこに行くの!?」


他にも色々言いたいことはあるけど!

行くあてもないし、食べにいくにしたってクリスマスの今日はどこも混んでるはず。

予約もしてないのに、一体どこに...。


「ソンミンが店予約してたみたいだから、大丈夫。
昨日はヒデとソンミンと...シューインにさえ、メイリンおいてイベント行ったら人として最低だって散々言われたからなあ。
昨日から計画されてたんだろうね。」


みんな...、ありがとう。

変な気を回されて恥ずかしいような気もするけど、ここは素直に喜んでおこう。

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