続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「ええ!?何もしてないよ!
家にきたのだって僕に会いにきたわけじゃなくて...これ内緒にしておいてよ?
ジヨンはアレックスさんのことが好きで、それで協力してたんだ。
家にきた時は、ちょうどアレックスさんがきてて、それで...。
でも家に連れてきたのは、さすがにまずかったかな。
ヒョンス兄にもあとで怒られたし。」


...そうだったんだ。
良かった、ってちょっと待って。

誤解からとんでもないことを口走ったような気が...。


「ねえ、それよりペーターとキスしたって何?」


何だろうね...。
隠し事はしたくないけど、こんなことまでは言うつもりなかった。

私とソンミンの関係以前に、ソンミンとペーターの関係が悪くなったら困るから。


「う...ごめん。たしかにキスはしたけど、お別れのキスっていうか...。
ペーターとは二回しかしてないけど、ソンミナとはさっきたくさんしたから!」


「回数の問題じゃないでしょ。
納得できないんだけど...」


しつこく経緯を聞かれたから、カラオケ店で起こったことをかいつまんで話した。

それでも納得はしていないようだけど。


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