続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
ヒョンス視点


例の事件から二週間、結局解決することはないまま、デビュー二周年記念のライブを明日行う。

メンバーがどうにかして解決しようとしてくれていることは知っている。

昨日まで香港に行っていたシューインも心配して、毎日電話をくれた。

しかしメンバーががんばってくれても、メイリンとヨンウナのことは俺自身が何かしなければ、いつまでも距離ができたままだと思う。

二人とはまだ話していないけれど、あきらめたわけじゃない。

あれからみんなに言われたことをずっと考えていた。

シューインに言われたように、俺が今やるべきことは責任をとってやめることでも、泣くことでもない。

本心を伝えて、二人と仲直りすることだ。

ただ安易な謝罪の言葉では二人とも許してくれないだろう。


だったら何をするべきなのか。


俺の出した答えは。



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