続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
しばらくかくまってくれたら大丈夫だなんて、そんな理由で俺が納得するわけないでしょう?

今日は映画を観れそうにないので、一時停止されたままのテレビの電源を切って。

厳しく尋問を続けた。


「私の、最近別れた彼氏だから...。」


「別れたんですか?
なんだ...、痴話喧嘩に俺を巻き込まないでください。」


まったく人騒がせな。

俺はてっきりストーカーにでも追われているかと思ったのに、ただの元カレとのゴタゴタなんて。

心配して損したな。


< 28 / 301 >

この作品をシェア

pagetop