続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
「男の趣味が悪いだけじゃなくて、全体的に不注意なんですよ。
ズボンのこともそうじゃないですか。
姉さんはいつも...」
あれから約二時間。
借りてきた映画とほぼ同じくらいの時間を俺は説教に費やした。
「...まだズボンのこと怒ってたの?」
「多少は...。
ズボンのことは、今はいいです。」
長い説教で話がそれてしまった。
ズボンの話なんてしたいわけじゃないんだ。
そんなことよりも、あなたが何かトラブルに巻き込まれるたびに、俺たちがどれだけ心配すると思ってるんですか。
今日だって...!
もちろん姉さんが悪いわけではないけれど、多少は自覚をもって気を付けて行動してほしい。
「とにかく付き合う男は選んだ方がいいです。
そんな最低な男とは、もう関わらないでください。」
「そこまで言わなくたって...。
良いところもあったんだよ。」
「当たり前です!
どんな悪人だって、犯罪者だって、良いところのひとつやふたつありますよ!」
ズボンのこともそうじゃないですか。
姉さんはいつも...」
あれから約二時間。
借りてきた映画とほぼ同じくらいの時間を俺は説教に費やした。
「...まだズボンのこと怒ってたの?」
「多少は...。
ズボンのことは、今はいいです。」
長い説教で話がそれてしまった。
ズボンの話なんてしたいわけじゃないんだ。
そんなことよりも、あなたが何かトラブルに巻き込まれるたびに、俺たちがどれだけ心配すると思ってるんですか。
今日だって...!
もちろん姉さんが悪いわけではないけれど、多少は自覚をもって気を付けて行動してほしい。
「とにかく付き合う男は選んだ方がいいです。
そんな最低な男とは、もう関わらないでください。」
「そこまで言わなくたって...。
良いところもあったんだよ。」
「当たり前です!
どんな悪人だって、犯罪者だって、良いところのひとつやふたつありますよ!」