続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
そして、店員が持ってきたばかりの、できたてのチヂミを食べながら、もう別れよう、とストレートに言われた。

チヂミを食べながらするような話ではないのだけど、お互いに不規則で忙しい仕事をしているため、食べれる時に食べておくという習慣が身に付いているみたいだ。

どんな状況でも。


「...うん、そう言われるだろうなとは思ってた。
最後に理由を聞いてもいい?
もう嫌いになった?
それとも他に好きな人ができた?」


「オッパのことを嫌いになったことなんて一度もない。
他に好きな人なんて...オッパ以上の人なんていないよ。」



だったら、どうして。

その答えが本当なら、どうして別れる必要があるんだ。

だからと言って、今から別れるという時に、わざわざそんな嘘をつく必要もない。

言われたことの意味が分からなくて、返答に困ってしまう。




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