続・たとえどんなに辛いサヨナラが待っていたとしても
我 是 ...、はぁ。

持ってきた辞書を使って書き始めたが、三行くらい書いただけで頭が痛くなってきた。

ヒョンス兄だって中国人じゃないのに、なんでわざわざ中国語で書かなきゃいけないんだ。

これを4000字書かないといけないとか苦行以外の何物でもない。





それでも1時間かけて、やっと2000字。

あと半分か...。


「半分書けたので確認してもらえますか?」


「言いにくいんだけど...、これ、最初から書き直し。」


俺が渡した原稿用紙を見ながら、姉さんは遠慮がちに、俺にとっては地獄のようなことを言った。


「は!?何でですか!」


これを書くのにどれだけ苦労したと思ってるんだ!

書き間違えないように注意深く辞書を見ながら、必死の思いで書き上げたというのに。



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