五分で恋におちました。
出会い
「優花、大好きだよ。」


そう言っていつも抱き締めてくれる浩介。


華奢なくせに実はしっかりと付いている筋肉。


その暖かくて少しごつごつとした胸の中にいる時が私にとって一番の至福の時間だ。


うちと浩介の家は歩いて五分の距離にある。


うちの母と浩介の母は小学生の時からの親友だから家族ぐるみで仲が良い。


だから私は産まれてからずっと浩介と一緒にいる。


誕生日もクリスマスも正月も………。








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