五分で恋におちました。
「美紗大丈夫?歩ける?」
「大丈夫大丈夫。平気で~す!」
そう言いながらもビール2杯と麦焼酎2杯を飲んだ美紗は完全に千鳥足になっていた。
「彼は社長の息子なのよ~。つまり次期社長ってわけ。言い寄ってくる女は多そうだしきっと私の存在だって知らないんだから~!」
ついに泣き出してしまった美紗。
「大丈夫だよ、きっと覚えてるよ。ほらタクシー来たよ。」
美紗は会社で書類を落としてしまった時に拾ってくれた社長の息子に一目惚れしたらしい。
「周りにいたおやじ達は私が書類落としても横目で見ながら通りすぎたのに彼だけ拾ってくれたの。社長の息子だけが……。」
タクシーに乗ると私に寄りかかりながら気持ち良さそうに寝てしまった美紗。
昔、美紗が言っていた。
『優花の前だけは私、素の姿でいられるんだ。』
酔って寝ている美紗の姿を見てその言葉を思い出した。
そう言われて本当に嬉しかった。
私も美紗には色々なことを素直に言うことができた。
「大丈夫大丈夫。平気で~す!」
そう言いながらもビール2杯と麦焼酎2杯を飲んだ美紗は完全に千鳥足になっていた。
「彼は社長の息子なのよ~。つまり次期社長ってわけ。言い寄ってくる女は多そうだしきっと私の存在だって知らないんだから~!」
ついに泣き出してしまった美紗。
「大丈夫だよ、きっと覚えてるよ。ほらタクシー来たよ。」
美紗は会社で書類を落としてしまった時に拾ってくれた社長の息子に一目惚れしたらしい。
「周りにいたおやじ達は私が書類落としても横目で見ながら通りすぎたのに彼だけ拾ってくれたの。社長の息子だけが……。」
タクシーに乗ると私に寄りかかりながら気持ち良さそうに寝てしまった美紗。
昔、美紗が言っていた。
『優花の前だけは私、素の姿でいられるんだ。』
酔って寝ている美紗の姿を見てその言葉を思い出した。
そう言われて本当に嬉しかった。
私も美紗には色々なことを素直に言うことができた。