五分で恋におちました。
「んー!!」


助けを呼ぼうとするが口が塞がれていて声が出ない。


必死で逃げようとしても腰に手を回されていて動くことができない。


私は後ろに引きずられて空き地の中に連れてかれると乱暴に草の上に投げられた。


逃げようとすると頬を思い切り叩かれた。


口の中が切れたのか鉄の味がする。


「逃げたら殺す。」


低い声でそう言われ恐怖で抵抗することができなかった。


男は私の上に乗りブラウスのボタンを外しだした。


助けて浩介………。


私は心の中で何回も浩介の名前を呼んだ。



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