あなたの体温で癒して・・

そう言って笑った孝明。

「もう、孝明は心配しすぎ」

・・・

嬉しいくせに、

そんな言葉を言う私。


「美晴じゃなきゃ、

こんなことはしないよ」


「・・ありがと」


「礼なんていらない。

オレが勝手にしたことだし。

今日は、ずっと一緒にいられるよ」


「うん」

・・・

今日は何も邪魔されず、

孝明と一緒にいられる。

そう思うと、嬉しくて仕方がなかった。


・・・

今日はいっぱい甘えよう。

・・・

その言葉通り、

私は孝明から、

片時も離れない。

そんな私を見た孝明は、

クスクスと笑う。